長野にて「ワンデーこまちカフェ」を開催しました

全国で居場所をこれから立ち上げようとしている個人や団体の皆さまに向けて開催している
「心地よい関わりが生まれるカフェのつくりかた」の講座&インターン。
これまではオンラインとこまちカフェの場で実施してきましたが、今回、長野県NPOセンターさん
と長野市の市民協働サポ―トセンター(Npoカフェ まんまる )さんのご協力のもと、
11月26日(オンライン) ・12月3日・4日に長野県にて開催することが出来ました。

従来3カ月かけて行っているプログラムをぐーっと濃縮し、合計2週間14時間程度にまとめた
バージョンにて開催、8団体11名の方がご参加くださいました。

初めての現地開催に伴い、代表森と共に、こまちカフェで提供しているスイーツとドリンク、
焼き菓子、販売している雑貨も持って、長野県に出張したこまちカフェスタッフの荒井と海野。
長野県松代町の寺町商家さんのスペースをインターン会場としてお借りし、講座に参加されて
いる皆さんと共に「ワンデーこまちカフェ」を開催しつつ実務内容をお伝えしてきました。
初めての試みに挑戦した荒井と海野は、話を受けたときはドキドキしたけれど、やってみたいと
いう気持ちの方が強かったと話してくれました。そんな二人に感想を聞いてみました。
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初日の自己紹介でどんなカフェを作りたいかを伺っていたので、参加してくださる方との
コミュニケーションを大事にしつつ、こまちカフェの味や雰囲気も感じていただきつつ当日
来てくださるお客様に居心地よく過ごして頂きたいと思いながら臨みました。
写真で会場や備品の事前確認をしていたものの現地で実際に目にしてから、臨機応変に対応
することが多かったのですが、参加者の皆さん同士で自然と役割分担をしながら、その場を
乗り切ろうとしていたことが良かったです。日常的に想定外なことが生じるカフェ業務では、
その場にいるメンバーで判断してその時にできる最善のことをする必要が出てくるため、
逆に出張型こまちカフェのインターンプログラムは、参加者の皆さんにとっても自分たちに
とってもいい経験になったと思います。
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長野県は未成年の自殺率が全国NO1ということを聞き、自分がイメージしていた長野と違った
ことが衝撃的でした。居場所づくりをしたいと参加されていた皆さんから、自分の住む町に
居場所が欲しいけれど場所がないという悩み、不登校などの悩みを抱えている人たちがいる中で、
自分が住むまちだけでもあたたかく見守ってもらえるにはどうしたらいいのかなどの悩みを
伺いました。こまちぷらすで展開している3枚の葉っぱワークやフューチャーセッションなどで、
様々な人たちの声を知る機会があるといいのかなと感じました。果てしない道だけど、1つ1つの
地道な取り組みが大切だということ、カフェだけでなく、こまちぷらすがやっていること1つ1つ
に意味があることを改めて感じました。
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2週間という短い時間で、「こんな居場所を作りたい」「どのようなカフェを作りたいか」という
想いをより具体的に紙面に落とし込んだり、資金面、実務、受講後の振り返りを行なっていくなど、
盛りだくさんな講座となりましたが、初めて出張こまちカフェインターンプログラムを行なえたこと
はこまちぷらすにとってもいい経験となりました。また、ワンデーこまちカフェにお越しくださった
お客様に、ウェルカムベビープロジェクトで行なっている背守りに入れるメッセージについてご説明
したところ、たくさんの方がお手紙を書いてくださったことも大変励みになりました。

各地で講座を通して居場所を立ち上げたい思っている方たちがご自身の地域で応援し合える仲間が
増えていくことを目の当たりにして、今後は是非他の地域でも展開していきたいと思っております。
ご興味のある方は、こまちぷらすまでご連絡をお待ちしております。