三日早めの「あとがき」

事務局の山田です。今回のクラファンは走りだしたら私は完全に黒衣で居ようと思っていたのですが、主担当の武笠より、この度の挑戦を振り返っての「あとがき」的な投稿文を考えてほしいと数日前に依頼を受け、少しだけ紙面を割かせていただいています。

先日の松本の投稿にもありましたが、今回はスタッフ1人1人の想いに触れることができ「資金を集めるだけではなく、こまちぷらすの活動やスタッフを知って欲しい!」という武笠の目論見が反映されるクラファンになったと思います。

そんなクラファンを通して頂いた応援メッセージや日々関わってくださっている方々のお声を改めて拝見し、なぜか思い出したことがありました。

私が乳児を抱えて夫の仕事の都合で横浜市に転入してきた時、横浜市は待機児童数全国ワーストワンで、その時点で無職だった私はあっけなく「保育園難民」になりました。その事実を知らせる通知に「あなたがいなくても社会は成立します」と突きつけられているようでとても滅入ったことを覚えています。そんな意気消沈の折、何で目にしたのかはすっかり忘れてしまったのですが「投資が社会貢献の一つである」という主旨の文章を読んで感化されました。今思えば色々と突っ込みどころ満載なのですが、投資=株!と脳内変換されて小さい単位で少ない金額で買える素敵な株式会社を暇を見つけては探して、買ってみました。売買して儲けようという気持ちは全くありませんでしたが、「株主」になったことで株価を左右する社会の出来事にアンテナが立ち、通信を送ってもらうのが申し訳ないほどの株主でしたが、子ども中心の毎日の中で自分宛の郵便物が届くのが嬉しかった。

そんな経験があったからでしょうか。やがてこまちぷらすで事務局を担い「資金集めをしよう」となった時に出会った「寄付は未来への投資」という考え方がストンと腹落ちしました。今自分の私利私欲のためではなく、暮らしやすい社会を作っていくことを促すための参加の一つの形としての、お金の使い方。

お金という形でお預かりしたお気持ちを、より良い未来へつなげるために活用して社会にお戻ししていく。常日頃から応援していただき、託していただいているお金にもちろん感謝の念は尽きませんが、今回のクラファンを通してその思いを新たにしました。

金額やパーセンテージが気にならないと言ったら嘘になってしまいますが、今回のクラファンは「私たちが資金集めをしたいのはなぜなのか」に今後も立ち戻りたい時に振り返れるクラファンになったと思います。


*クラファンの詳細はこちら→ https://syncable.biz/campaign/7772
*クラファン期間は4月26日〜6月14日まで