「ほっとひと息金曜日」・「ただい間のおうち」を担当させていただいております。スタッフ志田です。
~不登校・ひきこもりの親ができること~「ほっとひと息金曜日」/ 学校に行っていなかったり、生き苦しさを感じている子とその親御さんが集う場所「ただい間のおうち」は、それぞれ月1回こまちカフェのイベントスペースにて開催しています。
これらの場所は、同じ経験をしている人が集い、経験した人にしか感じることができない気持ちを、す~っと受け止めてもらえる不思議な感覚が得られる空間です。
けれど、この場所にたどり着ける方は、ほんの一握りの方たちです。
「不登校について何かを知りたい。」
「子どものためにできることをしたい。」
「おしゃべりをしたい。」
そのような気持ちが湧いてきたときに、たまたまこの場所の情報を得て、調べ、想像し、申し込みをして、お子さんとご自身の体調が大丈夫!となった時に、初めてご参加いただけるのだと思います。
「ただい間のおうち」に関しては、親御さんは参加してほしいと思っていても、お子さんのタイミングがなかなか来なかったりします。
だから、
「ここに来られただけで、すごい!」
「ほんの少し気持ちを軽くして帰ってくださいね。」
それが私たちスタッフが大切にしている思いです。
そして上記の、「たどり着きにくさ」のハードルを下げるための大きなメリットの一つが「カフェ」という場で開催していることだと思います。
カフェに来ることで、こっそり様子を見ることができます。
お子さんには、「たまにはカフェでお茶してみない?」と声をかけて場所を知ってもらうことが出来たりします。
月1回の開催ではタイミングが合わなくても、カフェに来ると、誰かそこにいるスタッフが温かく迎え入れてくれます。
そのような、「カフェという空間を通ってたどり着ける居場所」という大きな魅力によって、
私たちの会は、「不登校」とか「マイノリティー」とかそんな言葉にくくられず、「助けてもらう」、「支援される」ということではなく、ほんの少し気持ちを置きに来られる場所。
そして、いつしかほんの少し笑顔を取り戻し、自分の経験が誰かのためになっていることにふと気づける時がくる場所。となっているように思います。
そして、そのようなお一人お一人の変化を、傍にいて、一緒に体感させていただけることが、私たちスタッフの大きな糧となっています。
「ここがある。と思うと頑張れます。」
「子どもが社会に出ていけるようになりました。」
「私にもなにかできることがあれば」
月1回、細く長く続けてこられたのは、参加してくださった皆様から頂いたこのようなお言葉と、共にこの場を育み続けてくださっている、当事者の親御さん、パートナーさん、スタッフの皆様のおかけです。
この場が、「不登校」という言葉が消えてなくなるまで続けられますよう、こまちぷらすの活動にお力添えいただけますと幸いです。
*クラファンの詳細はこちら→ https://syncable.biz/campaign/7772
*クラファン期間は4月26日〜6月14日まで