3月のスタッフ研修~ものの見方・考え方~

 先日、3月のスタッフミーティングを開催し、今月は「ものの見方や考え方」について研修をしました。

 3月13日にマスク着用が個人に委ねられるようになったことを受け、研修前のアイスブレイクとしてまず、一個人としてのマスクの着用についての考え方をペアで話してみました。

 『調理をする以上はマスク着用は必須だと思うけれど、暑さに耐えられるかどうかが不安』『マスクを外したいけれど、街中はまだ心配だから着用していたい』『自分が装着していなかったりマスクを外してもらっていることで、他の方が嫌な思いをしているかもしれない』などと、色々な意見が出てきました。

 そんなアイスブレイクを挟み、実際にあったその場で「決定」をする必要のあった事例を元により掘り下げた意見交換を行いました。

 1つの事例を取り上げるとき、その人によってものの見方や考え方が異なってきます。これは、それぞれの「経験」や「知識」が異なり、1人1人のものさしが違うからです。

 こまちぷらすでは「対話の場」を大切にしていますが、議論をして何か決定するという時には、「どう思う?」という質問からスタートすると収集がつかなくなります。

 議論をする時は、各人が持っている『情報』を先ず揃え、①状況の整理 ②どんな制約があるか ③いくつかの視点から考える ④それらを整理 ⑤そのうえでどう感じるか ⑥決断という段階を意識して議論をしていきたいという内容を研修で取り上げました。

 こまちぷらすのクレドの1つに、《様々な視点から見る》があります。その多様な視点を踏まえて、整理しながら決断を下すことになりますが、足りない情報があるときはしっかりと必要な情報を得るために質問をすることを忘れないようにしたいということも確認できました。

 日々その場その場の状況や規定などを踏まえて、瞬時に判断をしていく事の繰り返しですが、時には相手に寄り添えないこともあります。ですが、1つ1つの対話やその出来事1つ1つを振り返りスタッフ間で共有して議論していくことは今後も大切にしていきたいです。