フィッシュファミリー財団によるJWLI (日本女性リーダー育成研修プログラム)受講のためボストンに滞在しています

代表森です。
新しいカフェができる、という大切なタイミングですが、たくさんの方の助けもいただき
1か月フィッシュファミリー財団の招待によりボストンに勉強にきています。
10月2日に到着し、4週間にわたる講義や現地団体視察(自分で見つけていくものも含め)
などを日本の他6人の女性起業家の方と一緒にきています。プログラム名はJWLIです。
昨日はバブソン大学というアメリカでは起業においてN.1の大学の教授の講義でした。
(再来週は実際毎日大学に通います)失敗学や起業学について理論や考え方を学びました。

その後に

にも書きましたが、現地のコミュニティカフェに行きました。

そのレポートを書いたのでよかったら是非見てください!

 

◆目次
カフェの基本情報
カフェの特徴
参加型カフェのスタイルについて(組織)
居場所の立ち上げた理由(経緯)
経営について
実際に利用してみて
長い記事になったので、以下抜粋です!!!!

◆カフェの基本情報

名前:THE WELL COFFEE HOUSE (ザ・ウェルコーヒーハウス)
住所:212 Washington StreetBoston 02109
営業時間:月~土曜日 7:00-17:00
場所柄:地下鉄駅すぐそば、歴史的な建造物も多く、大学もあり、大きなビジネスビルもあり、
観光客も地元の人も交差する一等地
席数:40-50席ほど(8人がけの大きなテーブルがあったり、小さなテーブルとソファーがあったり、
カウンター席があったりといろんな席がありました)
営業母体:教会(教会そのものというより教会から派生した感じのようでした。
このあたりは短いインタビューでは分かりませんでした)
ミッション:「人間関係を築き、コミュニティに奉仕し、愛を示し、福音を伝え、イエスに栄光を
もたらす機会を生み出す、質の高いコーヒーハウス環境をつくること」
(運営母体が教会メンバーのためこのようなミッションになっているようです)
平均年齢:20代(すごく若い!ボランティアの方はほとんど学生、時々ご年配の方もいる)
開始:2014年
店舗数:ボストンにて3店舗展開
キャッチフレーズ:「COFFEEーLOVEーCOMMUNITY」

◆カフェの特徴

ポイントは大きく分けて3つ
①スタッフとボランティアで運営をしている参加型のカフェ。
②チップは全て毎月指定する地元の非営利団体へ全額寄付
(アメリカにはチップ文化がありますがそれを全て寄付)
③ボストン中心の一等地だけど、家賃は固定資産税のみを払うということで4年運営
(オーナーの理解により)

◆参加型カフェのスタイルについて(組織)

カフェには5人のスタッフ、常時30人のボランティアが登録をしているそうです。
シフトは責任者となるスタッフは必ず毎日いるけど、ボランティアの方は、曜日や時間帯に
よって何人入るかまちまち。何曜日に何時間入れるか入りたいかは自由に決められるため、
月曜日のシフトは少ないけど水曜日は多いとかそういうこともよくあるそうです。
ほとんど学生さん(大学が多いため)ですが、教会メンバーのご年配の方も時々ボランティア
をしてくれるそうです。

◆立ち上げの経緯について

ホームページを見ると、「カフェは現代の井戸だ」という言葉が書いてありました。
引用します。

「今日、コーヒーハウスは現代の井戸といえるでしょう。聖書では、井戸は水を得る場所、
人と交わる場所、公的な会合を開く場所、新しい考えを聞く場所、最新のニュースを聞く場所、
公的な発表をする場所、群集を集める場所、ニーズに応える場所、人を見る場所、預言者の話を
聞く場所として利用されていたのです。井戸はコミュニティの中心にあることが多く、
人々が集う場所として非常に便利でした。すべての人が水を必要とするため、井戸は町全体の
命の源となっていました。」

 

これは日本でも一緒ですね。井戸端会議という風にあまりプラスの雰囲気では語られないですが、
井戸は、水を得る場所、人と交わる場所、新しい考えを聞く場所、ニュースを聞く場所、
人を見る場所だと書いてあります。井戸は町全体の命の源というのもとてもいい言葉ですね。
まさにカフェはそういう場だと私も思うので、ここの部分は読んで大変共感しました。

ちなみに、ボストンにいる方に聞いても「コミュニティカフェ」みたいのはなかなかないかな。
カフェというのはただコーヒーを買いにいってすぐに出るか、もしくはパソコン持ってそこで
カタカタするか、友達と誘い合っていくか。そんな感じかな。という風に話をしていました。
あまりカフェ=コミュニティの場という認識はないとのこと。実際にいろんなキーワードで
探したものの、なかなか見当たらなかったですが、まさにここはそういうコンセプトで作られた
場なのだなということは分かりました。ただ、ボストン市内には他にはないと言っていました。