こまちカフェで日々開催される様々なイベントを蔭で支えているスタッフの一人に、今日メッセージをお届けする篠宮がいます。見えない部分での地道で細かい事務作業、スタッフ間でありながら頭の下がる思いです。
そんな彼女、実はパンやお菓子作りがプロのような腕前。7周年Thanks Anniversaryイベントやスタッフミーティングのお楽しみ会でも、腕を奮ってくれました。(写真はその時のものです。)この腕前が培われた背景も文中に登場します。ぜひご覧ください♪
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<「今」だから出会えた>
ご縁あって、この春から「こまちぷらす」スタッフの仲間入りをしました。
こまちを初めて知った時には、すでに子どもたちはカフェに連れて行く年齢でもなく、様々な活動を「スゴイ人たちがスゴイことをしている」と遠巻きに見ていました。
私自身を振り返ると、夫の転勤を機にそれまでの仕事中心の生活が一変、知り合いのほとんどいない場所での出産と子育て。長女が5歳になるまでに5回の転勤、思い描いていた社会復帰がその度に遠のきました。子どもと向き合う毎日を楽しみたいのに、専業主婦で子育てをしている自分をどこか受け入れられず、自分自身で孤独感を深めていたように思います。
そしていつも「今の私にできること」を必死に探していました。日々の生活でのパン・お菓子作りに始まり、子どもの幼稚園で出会った手仕事、PTAやボランティア活動を通じて、人との輪や自分の居場所が増えていくことを実感しました。
子どもたちが小さい頃にこまちのような場所が身近にあったら…と思う一方で、目の前のことで精一杯だったあの頃の私には、足を向ける勇気も余裕もなかったかもしれません。私がこまちと出会うのは「今」しかなかったと感じます。
ここでは、たくさんの新しい出会いと目が回るほどの多くの情報が行き交っています。その中で「こうあるべき」「こうしなきゃ」と自分を縛っていたものが揺さぶられ、あぁそういえばこんなことに興味があった、こんなことをやりたかった、という思いが少しずつ湧いてきます。そして、今まで大切にきたささやかなことがいろいろなところでつながってきているのも感じます。
担当しているのは、こまちの活動のほんの一部、地道で細かい業務が主ですが、この小さなことの積み重ねが、誰もが願う、より幸せな社会につながっていくことを信じて、今、私にできることに取り組んでいます。