こまちぷらすでは毎月1回、店舗を閉めてミーティングの時間を設け、スタッフ同士がじっくり話す機会をつくっています。しかしながら、事業数もスタッフの人数も増えて、時間がいくらあっても足りません。そこで、スタッフ同士がインタビューし合いながらお互いのことをさらに深く知りつつ、皆さんにもスタッフ一人ひとりの魅力をお伝えする機会をつくりたいと思い「スイッチインタビュー」企画を始めました。
2024年度からスタートしたスイッチインタビューも8回目を迎えました。今回は戸塚区役所内にある、「とつかの子育て応援ルーム とことこ(通称:とことこ)」で曜日替わりで勤務、または勤務経験のある、広瀬・武笠・菊池の3人で話をしました。※とつかの子育て応援ルーム とことこ
「とことこ」は、保護者の方が区役所で手続きをしている間、お子さんをお預かりする「託児部門」と、こまちぷらすが担当している来所者に情報を提供する「情報部門」があります。まずは話のきっかけとして、【こまちぷらすに関わるようになった理由】から話してもらいました。
■こまちぷらすに関わるようになったのは…
菊池)8~9年前、こまちパートナーだった時に、映画の自主上映会(Given〜いま、ここ、にあるしあわせ)をしたことがありました。一緒に上映会をした仲間の中に、こまちぷらすでスタッフをしている人がいたんです。当時仕事を探している時期だったのですが、こまちぷらすでスタッフ募集をしているとお声がけいただいたのがきっかけです。(※映画情報 https://www.facebook.com/given.totsuka)
最初はウェルカムベビープロジェクトに関わり、そのあと法人事務局で寄付担当、そして、とことこでした。今は、こまちカフェで月に1回土曜日にキャストを担当しています。
武笠)パートナーさんからスタッフになったのは知りませんでした。自主上映会の映画の内容は何だったんですか?
菊池)難病のお子さんを育てている三家族のドキュメンタリーです。上の子が生まれてすぐの頃にたまたま見たテレビで知ったのですが、あるお母さんが「育児の中でどのタイミングで病院に行くのが良いか」という活動をされていたんです。私も病院にかかるタイミングがわからなかったので講座を受けたんですが、その時のメンバーのお一人が映画監督をされていて、映画の存在を知ったという経緯があります。難病が題材ではありますが暗い内容ではなく、前向きに病気と向き合って生活する様子を描いた映画に感銘を受けて、横浜でも是非上映会をやってみたいなと思ってこまちで相談したんです。
武笠)それが8~9年前なんですね。
菊池)コロナの時はスタッフだったから、それくらいかなと思います。もっと前かしら?なんだかんだ細々とスタッフを続けております(笑)
武笠)そうなんですね。とことこは…
菊池)とことこはプライベートの事情もあって約1年程担当しました。
広瀬)その間に色々改革してくださって、ありがとうございます。パソコンスキルをお持ちで助かりました。本当にお世話になりました!
菊池)いえいえ♪次はむーちゃん(武笠)かな?
武笠)私はマタニティの時に初めてこまちカフェに行ったんです。当時、家に猫が9匹いたのですが、出産後に新生児と猫9匹との生活が全く想像できなくて、誰に聞いたらいいんだろうとネットで検索していた時に、こまちカフェでマタニティ向けの講座が開催されていることを知ったんです。先輩ママのお話を聞く内容だったのですが、講座の主催の方がベビーヨガやベビーマッサージの先生だったので、産後もまたこまちカフェに来てねとつないでくださって、生後2ヶ月の時にまたこまちカフェに行きました。
お客様としてベビーマッサージなどのイベントに参加したり、イベントで仲良くなったママたちとランチをしたりしていたんですが、一年経つと他のママたちは社会復帰してしまったんです。そうすると、私も働かなきゃな…というマインドになってしまって、こまちカフェで開催していたマザーズワーク(働きたいママのためのハローワーク出張講座)に参加したんです。開催時間まで時間があったからこまちカフェで待たせてもらっている時に、ちょうどカフェの朝礼が始まったんです。
その朝礼の中身がディスカッションで…こまちカフェのことではなくて、近隣のお店も子どもが来ても大丈夫であることを伝えるためにはどうしたらいいか…みたいなことを真剣に話し合っている声が耳に入ってきて、朝からディスカッション?!とびっくりしたんです。今まで働いていたところとは違う朝礼だったので、「面白いな、ここで働けたらいいな。気持ちよく働けそうで楽しいだろうな」ってぼんやりと思いました。その時に、スタッフから「働こうと思っているの?」って声をかけてもらったんです。「こまちでボランティア登録したら社会とつながれるよ」って言われたのを機に、パートナー登録をしました。ボランティアで会場の準備のお手伝いをしたり、チラシを折ったり、色々声をかけてもらって関わりました。
そんなことをしているうちに、haco+の事務スタッフを探していると声をかけてもらったんです。すでに医療事務のパートを始めていたんですが、掛け持ちでもできるなら…ってスタッフになりました。haco+をやりつつ、とことこで勤務したり、寄付をやったり、イベントスペース担当をしたり…久しぶりに再びとことこにも入るようになりましたね。
広瀬)はじめはお客さんだったんですね。
武笠)そうなんです。こまちぷらすに関わっている方に時々あるパターンかな…?お客さん→パートナー→スタッフ、という方、他にもいらっしゃったかもしれない。
菊池)ホントだね(笑)
広瀬)お子さんは何歳になったの?
武笠)8歳です。
広瀬)つまり、8年前にこまちと出会ったのね。
武笠)そうですね。本当に濃かったな。でも濃く関わり始めたのは、息子が1歳過ぎてからですね。本当にどうなるかわからないって思いますね、こまちに関わり始めて感じることです。
広瀬)ちょっとしたきっかけで、今のお仕事につながっているんだからね。
武笠)そうそう、洋子さん(広瀬)はまた全く違うきっかけですよね?
広瀬)そうなんです。こまちのコの字も知らずに…上の子を産んでから13~4年くらい専業主婦だったんです。のんびりと子育てを楽しみつつも、むーちゃんみたいに周りは働いているお母さんが多かったんです。育休復帰というよりは新たにパートに行き始めた方が多かったかな。一番下の子が年長さんになる時で、子育ても落ち着いてきて「このままおばあちゃんになってしまいそうだな」って焦りもあったんですね。約4年前のことかな…。そんな話をママ友とランチしたときにポロっと話したんです。そのママ友が、とことこのスタッフ募集の情報を教えてくれました。実はその時に初めて「とことこ」の存在を知ったんです。その後、少し時間が空いたんですが、再打診されたのでやってみようかな~という流れでした。
でもね、こまちが出している募集要項も知らなくて…レポートが必要だったんですよね。レポートのテーマも深くて…もちろん履歴書もあるし。やってみようかな~という軽く言ってしまった後に、事の重大さに気づいたという有様です。
武笠) レポートありますね!!
広瀬)そこからこまちぷらすの歴史やどんな思いで活動をしているのかなどをネットで必死で調べながらレポートを書き上げました。夜中の2時くらいまでかかりましたね。パソコンも13年間ほぼ触っていなかったから…。面接で初めてこまちカフェに行って、最初は自信ないところからのスタートでしたが、そこから早4年ですね。私の場合は、最初にこまちを知ることからのスタート。勤務日と重なっているからこまちのミーティングもあまり参加できていないけれど、あんなことこんなことをやっているんだなっていうのを少しずつ知っていっています。常に新鮮な気持ちなんですが、ミーティングの内容がハイレベルでドキドキしちゃいます。その中にあったかい雰囲気もあって、ほっこりすると同時になんかちゃんとやらなきゃという気持ちにもなるんですが、なかなかミーティングに参加できないのが残念ですね。でも、悪い意味ではなくカフェを外から見ている感覚が私にはあります。
■子育て当事者だからこそできる、とことこでの活動
広瀬)日々とことこで一緒に活動している託児の皆さんと協力しながら過ごしていていますが、基本的にこまちぷらすが担当する情報コーナーは一日一人だけ。こまちぷらすのスタッフとはなかなか会えないけれど、スタッフ同士の心がつながっている感はあります。連携が取れているな、と感じています。
武笠)ちょっと話がずれるのですが、私は保健室の先生になりたくて、そういう勉強をしてきた時期がありました。養護教諭に憧れていたんですけど、保健室の場を一人で回す恐怖感があって諦めました。でね、そんな背景があるからかもしれませんが、とことこって、なんとなく保健室に似てるなっていう感じがするんです。
菊池)ああそうかも。
広瀬)そうだったんですね。
武笠)何かちょっとした用事で立ち寄れるところも保健室に似ているし、託児の皆さんもいらっしゃるけれど情報を担当するの基本的には一人、というところも似ているな…と思って。
広瀬)それ、分かります。とことこ入口の外側にお散歩マップやチラシなどがあるので、お散歩マップを取りつつ、入口を見ながら、そのままガラス窓の方に通過していく人が多いですよね。そんな方々にお声をかけてみるところなんかも。
武笠)もしかすると初めてだとちょっと入りづらさがあるのかなと思いますが、区役所での手続きの間に託児をしてもらたり地域の情報や保育園のクチコミファイルを見ることもできるんですよ、って説明をすると、表情がほぐれていく様子が見られますね。
菊池)わかります。
武笠)私も過去にとことこを利用したことがあって、託児でもお世話になったし、幼稚園に入るのにとことこに情報を集めに行ったこともあったんです。その時のスタッフに幼稚園を選ぶポイントを話してもらったことを今でも覚えているんです。子どもも幼稚園を楽しみにしているけど、ママが一番なんだよって言っていたし、お弁当のある幼稚園は空のお弁当箱を見る楽しみもあるし、給食があるところはしっかり栄養管理されていていいよねって、1つ1つ丁寧に話してくれました。スタッフは専門家ではないけれど、当事者でもあるからこそ欲しい情報に寄り添ってもらえる場なんだな…と。
広瀬)素晴らしいコメント!メモして、使わせていただきます(笑)!
武笠)私も本当に助けてもらったから、とことこ勤務に声をかけてもらったときに、恩返しができるかな?っていう気持ちがあってやらせていただくことにしたんです。
広瀬)ほんとにね、赤ちゃんが多いし、逆にエネルギーをもらえる場所でもあるかなって思います。自分の子育て期を回想できる場所でもあるし、逆に今のママさんたちから学ぶこともたくさんあります。妊娠中の時から保育園のクチコミ情報を見に来ているし、時代の変化を感じます。女性の働き方の変遷が感じられるところでもあるなと思います。コロナの時期を経て、パパの育休取得も含めて世間的にも色々変わってきた時期にいることや働くことに対する考え方をリアルに実感できる場所ですね。
最近、駅周辺に新しいマンションができて、とことこに来る方が多いんです。どうやらマンションのギャラリーの方やプレイルームにいるコンシェルジュさんがとことこのことを紹介してくださっているみたいです。
武笠)それは嬉しいね。
広瀬)そう、いろんな方に「とことこに行ってみたら」って言ってもらえる場所になっているのはとても嬉しいことです。

