8月こまちIBASHO研究会開催報告

【開催レポート】プロセスコンサルタント原田さんに聞く!居場所づくりの「お悩み相談会」
こまちぷらすでは、これから居場所を立ち上げようとされる方や、すでに居場所を運営されている方、居場所づくりにご関心をお持ちの方々と交流、学び、情報交換するオンラインプラットフォーム「こまちIBASHO研究会」を運営しています。


毎月1回、こまちIBASHO研究会会員の皆様と様々な事例や視点を持ち寄りながら、居場所についてや、実務についてオンラインで学びあっています。
8月のこまちIBASHO研究会では、場づくりやカフェの運営に取り組む方(これから立ち上げようとしている方)に向けた相談会を開催いたしました。


ゲストにお迎えしたのは、富士通・富士通研究所を経て、現在は全国各地で自治体や企業の伴走・メンタリングを行う株式会社イミカ代表取締役の原田博一様です。こまちぷらすにとっても2015年頃からの大切なパートナーであり、事業の立ち上げや伴走支援を支えてくださっているプロセス設計の専門家でいらっしゃいます。
当日は、居場所づくりやカフェ運営に携わる4名の方が参加し、原田さんとの対話を通じてそれぞれの現場で直面しているリアルな課題を深掘りしていきました。


当日の相談内容とアドバイス
〇不登校・ひきこもり当事者の場づくりをされているSさん
相談内容: 助成金を獲得して伴走支援を受けたいが、どのような方に依頼すべきか迷っている。
アドバイス:原田さんの問いかけにより、Sさんが求めていたのは単一の役割ではなく「日々の伴走者2人」+「困った時に相談できるアドバイザー1人」という役割分担のカタチだったことが明確に。 


〇カフェを運営するNさん
相談内容: ワークショップなどやりたいことは実現できているが、日々の細かな悩みが尽きず抱え込んでしまう。
アドバイス:単に「人手不足」なのではなく、Nさん自身のファンがついているビジネスモデル。一人ひとりと丁寧に向き合う価値を可視化し、今の物件サイズに合わせた価格設定や設計を試みること。飲食・物販など「Nさん以外でも任せられる部分」をチームで分担するのがカギ。


〇シャッター街での居場所づくり・プレマルシェ実施するYさん
相談内容: プレイベントは好評だったものの、準備から片付けまでを1人で行う負担が大きい。
アドバイス:一緒に動ける仲間が4人いるのはとても良い状態!初回から100%を目指さず、まずは「4〜5割の規模」に落として試す勇気を持つこと。Yさんには現場でのニーズ把握力や学習能力があるので、小さく試しながら調整していくのがおすすめ。

〇カフェ1周年を迎え運営と個人のバランスに悩むFさん
相談内容: 店舗の仕組み化は進んだものの、資金面の維持や運営の継続に追われている。
アドバイス:「全体のために個人を犠牲にしない」地域への愛着から無理を重ねると、周りから「苦しそう」に見えてしまい、人が集まりにくくなる悪循環に。楽しく活動している姿こそが好循環を生む。デンマークの事例(アブセイルなど)のように、役割の「仮面」を脱げる場所を目指し、まずはご自身が疲れない仕組み(外貨を稼ぐ役割と店舗を回す役割の分担など)を再構築してみては。


こまちIBASHO研究会会員の皆様それぞれが抱える「混乱しがちな現場の課題」が構造化され、一歩前へ進むための具体的なヒントが得られる貴重な時間となりました。
お悩みを共有してくださった皆さま、ありがとうございました!


こまちIBASHO研究会では、毎月1回、会員の皆様と様々な事例や視点を持ち寄りながら、居場所についてや、実務についてオンラインで学びあっています。
ご関心をお持ちの方は詳細をぜひご覧ください。
https://comachiplus.org/project/ibasho/
ご参加をお待ちしております!