こまちカフェの奥のスペースにあるお菓子工房では、こまちカフェオリジナルのお菓子を開発・制作して、店頭で販売をしています。当初は家庭用オーブンで制作できる量のお菓子を週に数回作っていましたが、今年に入ってからお菓子工房の設備を充実させました。
業務用のオーブンや冷蔵冷凍庫が導入されたことで、様々な種類のお菓子の仕込みができるようになったことに伴い、お菓子チームのスタッフを増やして、毎日お菓子を作るようになりました。店頭販売だけでなく、お客様からのご注文やイベント販売用のお菓子、毎月月末に定期販売している「tamatebako」制作と様々な需要に応えられるようになってきました。
■お菓子チームの思い
お菓子チームには、こまちカフェオリジナルのお菓子を通して、
①たくさんの方の参加の場となる
②多くの方のご来店動機になる、お菓子を楽しみにご来店される方を増やしたい
③お菓子部門以外の部門や他の団体、他社などとのコラボの可能性を探りたい
④食べた方がとっても幸せな気持ち・元気な気持ちになってもらえたら嬉しい
という思いがあります。
こまちパートナーさんには、お菓子を袋詰めする・ラベル印刷をして袋に貼る・クッキングシートを天板のサイズにカットしてストックするなど、バックアップをしていただいています。お菓子の製造は、スタッフだけでなくたくさんの方に関わっていただけることも大切にしたいと思っています。
■お菓子チームの連携
お菓子の仕込みをするスタッフが毎日交代すること、ご注文やイベント、店頭販売の在庫状況など、日々臨機応変に仕込みの対応していくため、こまめな連携が必要になってきます。
お菓子チームリーダーの篠宮を中心に、仕込んだものや仕込んだ数、進捗状況、在庫状況などを毎日担当したスタッフが報告をして情報共有をしています。時には、「こういうお菓子はどうかな？」「このお菓子を小麦・卵・乳製品なしで作るとしたらどうしたらできるかな？」などと、アイディアを出し合い、こまちカフェで生産できるお菓子の種類が少しずつ増えてきています。
■こまちカフェのお菓子開発の裏側
こまちカフェで作るお菓子は、「小麦・卵・乳製品」が入っていません。アレルギーの有無に関係なく誰でも美味しく食べていただきたいという願いがあるからです。
元々お菓子やパン作りが趣味だった篠宮を中心に、「小麦・卵・乳製品」が入っていないお菓子の開発を進めています。1つのお菓子が生まれるまでに、試作と失敗を幾度となく繰り返しながら、お菓子が毎日の中でほっと一息つけるものになるように…ささやかな毎日がちょっと楽しく豊かなものになるように…と願いをこめて考えているそうです。
特に季節感を大切にし、その季節ならではの素材を使ったり、季節を彩る動植物や行事をモチーフに用いたりする工夫をしています。毎月末に販売するクッキー缶「Tamatebako」は、毎月のテーマを決め、缶を開けた時に「わぁ！」と思わず歓声があがるよう、色彩やかたち、味わいが様々な焼き菓子を詰め合わせています。また、新しい発見があるようにと素材の組み合わせの工夫やきなこや味噌、青のりなど和の素材、香りを楽しめるハーブやスパイスなども組み合わせたお菓子がその都度生まれています。
こまちぷらすの活動、こまちカフェやこよりどうカフェでのイベント等も意識し、それらのイベントとお菓子が一つの物語を紡げたら…と篠宮。最後に、そんな篠宮からのコメントをご紹介します。
お菓子開発は専門的に学んだことはなく、すべて自己流、特に家族にアレルギーがなかったこともあり、小麦・乳・卵も普通に使っていたので、こまちカフェでの開発を私のような素人がやっていていいのか、もっと専門知識や経験のある方がやったほうがいいのでは、と常に思いながらの試行錯誤です。 でも、全国にこまちのような居場所が増えることを目指し、その事業のひとつとしての「お菓子作り」をお伝えする時に、専門のパティシエがいるのではなく、お菓子作りの好きな人たちが、家族や親しい人と一緒に食べるお菓子を作る、そういう場をみんなで作っているのだ、と自分に言い聞かせて取り組んでいます。
常に「次のお菓子の開発」が頭の中にある篠宮のアイデアが詰まったお菓子はオンラインショップからもご注文いただけます。現在はお月見をイメージしたクッキー缶tamatebakoを販売中です。
◇焼き菓子セット
https://comachiplus.stores.jp/items/62fdd860d889374c3329fd58
◇tamatebako(9月）
・配送
https://comachiplus.stores.jp/items/6509be26dbaefd00316188be
・店頭受け取り
https://comachiplus.stores.jp/items/6509ba858fb59e002ba3851d