スタッフによる“スイッチインタビュー” Vol.4

こまちぷらすには様々な事業部があり、事業部によって活動する場所が異なったり、ワークシェアをしていたりするため、スタッフ同士でじっくりと話す機会が少ないのが現状です。そこで、普段は顔を合わせることの少ないスタッフがペアになってスイッチインタビューを行いました。

第4回目となる今回は、「こまちカフェ」キャストの大辻、「こよりどうカフェ」キッチンの菅原、「こよりどうカフェ」事務兼キャストの足立のグループです。この3人は、こまちぷらすが担っている「戸塚宿ほのぼの商和会」事務局の歴代メンバーで、2024年11月から足立が4代目を引き継ぎました。

戸塚宿ほのぼの商和会は、JR「戸塚」駅西口のこまちカフェのある戸塚小学校近辺と、国道1号線付近に点在する100を超える商店で組織されています。区役所の移転を機に2007年にできた商店会で、さまざまなイベントを通して商店会の活性化を目指しています。
戸塚宿ほのぼの商和会 – 笑顔あふれる戸塚の下町商店会

話のきっかけとして、「こまちぷらすが商店会の事務局を担うようになった理由」を2代目の大辻が話してくれました。


子育てをしていると、家と買い物と公園の三角形の中で世界が閉じていくような感覚になることがあります。その三角形の一つの頂点である買い物をする場所が変わり、子育て中の方々がまちや社会とつながる接点が増えたらいいなと思ったことが、こまちぷらすとして事務局を受けた一番の理由です。

商店には個人店舗も多いけれども、そのマスターや店主さん、店員さんが「お子さん大きくなったねー」といった声かけをしてくれて、みんなで成長を見守ってくれたら最高ですし、その皆さんとの接点を通して生きている世界がほんの少し広がったらよいなという思いがありました。そのためにも私たち自身が個々でみなさんとのつながりもつくっていく必要があると思いました。

もう一つの理由は、子育てを応援したいと思ってくれている人たちがいっぱいいるけれど、関わるきっかけがないし、どういう声をかけたらいいかわからないという話も聞いてきたこと。「まちの人も商店の皆さんも熱くて想いのある人たちがたくさんいる。その皆さんと子育て中の皆さんが出会える機会が増えたらと思った」と、代表から当時のことを聞いてきました。

2016年に事務局をお引き受けし、私が事務局をしていた2019年に商店会のビジョンを皆さんと作りました。
それは、「子どもも高齢者も障害のある人も、誇りと居場所と出番を感じられる地域」というもの。今、すごく会員さんも増えていて、これに共感してくれてる人たちが集まっている感じなのかなと思います。今は 30代 から 50 代が中心となっているので、私が担当していた頃と比べてもいろいろ変わったと思いますね。

今回、森さんから改めて話を聞いてきたけど、そういう流れがあっての事務局ですよね。当時は集金などの日々の業務ばっかりに追われていたけど、そういうことがあったんだなって改めて思い出しました。

その時に、「カフェでスタッフは募集してないんだけど、商店会の事務は興味ありますか?」って、教えてもらったんです。対応してくれたキャスト以外にも当時のこまちカフェの店長や色々なスタッフが話しに来てくれたことを覚えています。最終的に、翌日だったら代表もいるから…って言われて、あれよあれよと話が決まって…なんかね、商店会が地元だったし、その界隈に自分も住んでいるし、なんか楽しそうかなって思ったんですよね。

パソコンとか全然できなかったんだけど、やる気があればいいんだよ!少しずつ覚えて行けばいいからって背中を押してもらうくらい、受け入れ体制がすっごく良かったんです。やってみてダメならやめたらいいかな…という軽い気持ちでやってみたら、すごく居心地が良かったんです。大変なことも多かったけど、色々な人と話すのが大好きだったのもあるかな。結局、2017年~2020年まで務めました。次に担当したのが菅原さんです。

大辻)こよりどうカフェでは事務兼キャストなんですね?

大辻)商店会のことしかやってなかったんです。最初、カフェをやりたいって言っていたから、毎回マネージャーとの面談の度に「カフェやりますか?」って聞かれていたんだけど、両方とも担うのは事務量も多くてできないなと思ったんです。カフェにも入るとカフェの方に時間を割くようになってしまうからちょっと無理だなと思ってずっと断り続けていました。いよいよカフェ事業部に異動しようとなって、商店会を次の人に引き継いだ形ですね。

大辻)ほのぼのフェスタの時だもんね。 11 月って一番忙しい。

大辻)ゆうこりんなら全然できると思う。コロナが明けて、お祭りなども増えたからね、イベントが増えて大変そうな感じがするかもしれないけど。

大辻)私は今はメインは午後のキャストなのだけど、こまちカフェの冬メニューを考える当番が回ってきたんです。メニューを考えるのは楽しかったけど、とても大変なことも多かったんです。