そこで自分の思いを言葉にし、誰かの思いに触れられるような「対話」の
機会がそこにあることが大切と考え、
こまちカフェにおいて様々な「おしゃべり会」を行ってきました。
自分の思いをゆっくりと言葉にして交わしあう中で、
子育てにまつわるちょっとした心配事やしんどかったこと、嬉しかったことなどを話し合い、
「聴いてもらえた」「話せてすっきりした」「自分だけじゃなかった」という心強さや安心を得るような力が
「対話」にはあると考えています。
そんな「対話」のひとつの形として、
「3枚の葉っぱ」というワークショップを私たちこまちぷらすでは開催してきました。
まちの誰かの「声」が載った葉っぱ(カード)をツールとし、対話を進めるワークショップです。
葉っぱの声に触れることで、自分の思いを言葉にしやすくなり、
時に葉っぱの声から新たな気づきを得ることや、自分の中の気持ちに気付きながら、対話が進んでいきます。
手に取り合いながら向き合って話すこの「3枚の葉っぱ」のワーク、コロナ禍においてどう開催できるか…
という課題に去年の今頃向き合うこととなりました。
一方で、このコロナ禍での妊娠・出産・子育てを経験されている方々は、
「子どもとふたりきりで家で過ごしている」「外に出て人と会って話す機会がない」
「同じくらいのお子さんのいる友達をつくる機会がない」という環境に置かれていて、
その不安な声もたくさん私たちの耳にも入ってきました。
コロナ禍だからこそ、互いの思いを聴きあう機会が必要!!
今こそ子育て中の方が対話できる機会を!!という思いから、
これまで紙のカードで行ってきた「3枚の葉っぱ」のウェブページの作成に取り組むことに致しました。
株式会社ウェルモさんのご協力のもと、WAM(独立行政法人福祉医療機構)の助成金も活用しながら、
半年以上かけて葉っぱのページの開発を進め、昨年秋から年末にかけては、
0-1歳児のお子さんをもつお母さん向けにオンラインでの葉っぱのおしゃべり会も開催いたしました。
「葉っぱの声が自分の思いを代弁してくれているようで心強くなった」
「自分の今の気持ちを改めて感じることができた」
「同じような思いでこのコロナ禍を過ごしている人がいることを感じられた」
といったお声を、参加された皆様からいただき、葉っぱのページについてもご意見を頂戴しながら、
無事に「3枚の葉っぱオンラインページ」が完成いたしました!
https://www.comachileaf.com/
コロナ禍だからこそ生まれたこの新たなツールも活用しながら、
子育て中の方々と一緒に「子育てで孤立しない環境づくり」に取り組んでまいります。
これまでのご支援に改めて感謝申し上げると共に、今後のお力添えもいただけますと幸いです。