先日、「第1子出産後も仕事を続けている女性の割合が53.1%と初めて5割を超えたことが国立社会保障・人口問題研究所の「出生動向基本調査」で分かった」という報道がありました。同時に、同調査によると「15歳未満の子供がいて現在無職だが就業意欲のある妻は8割を超えた」そうです。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG15H9L_V10C16A9CR8000/
逆に言えば、47.9%の方が出産後仕事を継続していない、もしくは、できていないということになりますし、15歳未満の子どもがいる現在無職の8割超の妻は、就業意欲があるのに働くことができていない、ということになります。
さらに横浜市のデータ※によると、市内で現在就労していないが就労を希望している母親のうち、週3日勤務を希望する方が48.5%とほぼ半数、また、一日の希望就労時間は4~5時間が63.4%と、週3日、4~5時間勤務を希望する方が多いことが分かります。しかし実際には、その勤務体系では保育園に預けられる要件が満たされず、そもそもそのような体系で募集している職種も限られている中、『働きたいけど、働けない』方が多くいらっしゃることが読み取れます。
この、「働きたいけど、働けない」という障壁をいかに取り払っていくか、という視点、更にいかに生活者としての「当事者」として社会に関われるか、という視点が重要だと考えています。当事者として様々な角度から地域に関わることで地域が豊かになり、豊かな地域社会は「社会に関わる場」を生み出す、という好循環が生まれると考えるからです。
そんな二つの視点から、多様な働き方をいかに受け入れていくかという点、どのような仕掛けがあるといろいろな立場での「当事者」として社会と関われるかを、日々考えながら活動しています。
ぜひこまちぷらすのそんな点にも注目していただければ嬉しいです。