こまちぷらすでは毎月1回、店舗を閉めてミーティングの時間を設け、スタッフ同士がじっくり話す機会をつくっています。しかしながら、事業数もスタッフの人数も増えて、時間がいくらあっても足りません。そこで、スタッフ同士がインタビューし合いながらお互いのことをさらに深く知りつつ、皆さんにもスタッフ一人ひとりの魅力をお伝えする機会をつくりたいと思い「スイッチインタビュー」企画を始めました。
第7回目となる今回は、「こよりどうカフェキャスト」の瀬﨑と「レンタルスペース」の福田のペアです。この2人の共通点は「スタッフチャレンジ枠」の担当経験です。毎月こまちカフェが発行しているイベントカレンダーチラシの裏面に、こまちぷらすの活動をご支援くださっている企業さんにお使いいただく枠があります。多くの場合は企業さんのロゴ等の掲載をさせていただくのですが、その中の1つに、「こまちぷらすの事業のソーシャルインクルージョンを体現するメッセージに挑戦してほしい」という企業さんのご提案とご支援で、スタッフが3人一組で掲載内容の作成に取り組んでいる枠があります。2021年度からチャレンジをさせていただいており、瀬﨑は2024年度、福田は2025年度(現在真っ最中)を担当しています。
そんなメッセージ作成の裏話なども出てくるかな…?と期待しながら、まずは話のきっかけとして「こまちぷらすに関わるようになった理由」から話してもらいました。
■こまちぷらすに関わるようになったのは…
瀬﨑)下の子が一年生になってそろそろ働きたいな、何かを作る仕事ができたらいいなと思っていた時、以前にこまちで働いているママ友から一度こまちに誘ってもらったのを思い出したんです。誘われた時は子どものタイミング的に働けない状況だったのですが、こよりのオープニングスタッフを募集していたときにエントリーさせてもらいました。
福田)私は、去年の春に大阪から引っ越してきました。大阪にいるときに、ファミリーサポートや、不登校の子ども達が学校代わりに通える場所でお手伝いをさせてもらっていたんです。子どもと関わるのが好きだったので、横浜に来てからもボランティアで携わりたいなと思っていて。ボランティアセンターで説明を聞いた際に知り合った方から、こまちぷらすを紹介してもらいました。こよりどうカフェの方が自宅から近かったので、パートナー登録をして見守りスタッフとして関わり始めたのがきっかけです。
だから、みちかちゃん(瀬﨑)とは最初からお会いしているんですよね。
瀬﨑)そうなんです。ふくちゃん(福田)は、コースター作りをしたときも手を挙げてくれてね。気づいたらスタッフになられていましたね。
福田)みちかちゃんは最初からキャストだったんですか?今はお菓子も担当されていますよね。
瀬﨑)お菓子も最初から担当しています。こまちの面接の時に、何かを作るのが好きなんですとお話したら、お菓子もやってみる?と声をかけていただいて入れてもらいました。
福田)みちかちゃんはお菓子も作るし、キャストもできるし、手芸系も得意ですよね。今まで何のお仕事をされてきたのか気になっています。
瀬﨑)リハビリのお仕事をしていたんです。リハビリって言っても、作業活動を用いたリハビリ作業なんです。なので、学生時代は、案外手芸とか、こういう作業を用いたリハビリのためのことをやっていたんです。
福田)そうだったんですね。リハビリというと、体を動かすイメージだけど、そういったリハビリもあるんですね。
瀬﨑)ふくちゃんもこまちに入って間もない時から様々なことに挑戦されていて、すごいなと思っていました。今はレンタルスペースの担当をされていますが、今までに似たようなお仕事の経験があるんですか?
福田)就職して2年くらい営業の仕事をしていて、その後も事務と営業を兼ね合わせたようなことをしていたので、お客様と話すことには慣れている方かもしれないです。
瀬﨑)そうなんですね。バリバリにお仕事をされているイメージがありますが、手芸も昔からやっていたんですか?
福田)母や叔母が手芸…縫物や編み物をする人だったので、子どもの頃から教えてもらいながらやっていたことはあります。今もやってみたいんですが、なかなか時間がね……
瀬﨑)ふくちゃん、コースターづくりの時はものすごい集中して作っていたから本当に好きなんだなって思っていたんです。
福田)2セット目もやらせてもらいましたもんね(笑)。あれは楽しかったです。みちかちゃんも子どもの時から手芸をしていたんですか?
瀬﨑)結婚してからやるようになったような気がします。ミシンで何かを作るのが好きなんです。ソファーの替えのカバーが欲しかったんですが、ちょうどいいのがなくて、自分で作っちゃおうと思って、ミシンを買ってもらったのがきっかけだったんです。
福田)えー!!カバーを作ろうと思うところがすごい!!大物っていう時点で、私は最初から諦めてしまう…お子さんが生まれてからもミシンで色々なものを作ったんですか?
瀬﨑)作ったときもあったけど、今は小物を作ることが多いです。短時間で作れる小物がいいですよね。達成感が得られるからいいんです。
福田)キャストをやっているみちかちゃんを見ていると、ほんわかしていて、お客様との対応も上手なのに、チャレンジャーな面がたくさんあるなって思いました。色々企画してやってくださっていますよね。
瀬﨑)挑戦しようとするタイプではないんですが、「どう?」って声をかけていただくので、やってみようかな?って流れですね。
福田)誘いやすいんだろうね。どんなことをやってきたんですか?
瀬﨑)ヒンメリワークショップやトランスパレントペーパーっていう折り紙で作るものがあるんですが、作った経験はないながらも、一緒にやらせていただいたんです。おかげで良い経験をたくさんさせていただいていて嬉しいです。
そういえば、ふくちゃんは今年度「企業さんの広報枠」を担当していますが、どうですか?
■「企業さんの広報枠」の醍醐味
福田)毎月3人で相談しながら進めていますが、他の2人が発想豊かだったり、アイデアが豊富だったりで、私はできるところをやっているような感じです。それぞれできることを持ち寄っている感じなので、できることをやるって感じなのかな。
でも、3人っていう数がちょうどいいのかもしれないです。4人だとちょっと多いし、2人だと足りないし、3人だとうまくまとまるような気がします。みちかちゃんの時はどうでしたか?
瀬﨑)確かに3人という数がキーかもしれないですね。私の時も、アイデアが豊富なスタッフがいて、何でそんなにアイデアが浮かぶんだろうって思ったし、カフェの商品開発も上手でした。なので、私はできるところをやっていくという感じでした。ふくちゃん、入職したのはいつでしたっけ?
福田)今年の1月?もっとこまちにいるような気がするけど…(笑)
瀬﨑)まだ1年経っていないんですね。確かにもっと長くいるような気がします。入社してからすぐに担当に立候補したってことですよね。すごいです。
福田)声をかけていただいたときは、何をするのかよく分からなくて、一瞬迷いました。一方で、こまちのことはもちろん、スタッフのこともよく知らなかったから、いろいろ知ることができるチャンスかな、と。そのおかげでスタッフのことも知る機会が増えました。リラの家のみなさんや、haco⁺作家さん等、この広告枠に携われたからこそ、知ることができました。でも、毎回アイデアを出すのは難しいよね。
瀬﨑)総会の交流会企画(5月下旬)もあったから、本当に忙しかったですよね。今年の枠は面白いですよね。テーマが統一されていて、キャラクターも可愛くて。次は何だろうと楽しみになります。みんなでアイデアを出すんですか?
福田)こまちに携わる方との日々のエピソードの中から掲載内容を考えています。ただ、私は普段はレンタルスペースの契約者様とのやり取りが主で、他のメンバーの方がカフェで実際にいろいろな方とお話する機会が多いので、エピソードはお2人がほぼ出してくれています。
■今後やってみたいこと
瀬﨑)ふくちゃんは今後こまちでやってみたいことはあるんですか?
福田)とりあえず近いところでは、小学生向けのイベントを冬休みと春休みにまた実施したいです。冬休みはもう概ね内容は決めていて、春休みに向けてどうしようかと考えています。
瀬﨑)ふくちゃん、夏休み企画を色々されていましたよね。企画案も色々出して、夏休み前?でしたっけ?スタッフの子ども達向けに大画面で一緒にゲームをして遊ぼうとか…
福田)それは夏休み前だったかな。
私は息子の居場所を作りたくて企画を考えるんだけど、冬休みは書初め企画もいいなって思っています。書初めの宿題ってめんどうだから、みんなでやっちゃおう!みたいな感じです。汚れるからダメかなって思ったけど、マネージャーが「楽しそう!」って言ってくれたから、できそう♬
瀬﨑)楽しそう。需要がありそうですよね。書初めの宿題ってどこの家でも課題になっていそうです。
福田)やってみたい!こんなのどうかな?という案を面白がってくれるのがこまちのスタッフですよね、それがありがたいんです。普通の会社だったらあまりないですよね。いいと思うけど…と言いながら色々なことが重なって実現できないことがあるけど、こまちは「やってみよう!」「どうやったらできるかな?」を考えてくれるし。
瀬﨑)そうなんですよね。企画にのってくれるし、協力してくれますよね。
福田)仕事の面でも「ここ困ったなぁー」「集客がな…」とつぶやくと、どうした?ってつぶやきを拾ってくれて、みんながサポートしてくれますよね。なんだろうね、この居心地の良さは。こよりどうカフェで見守りスタッフをしていた時も居心地が良くて、スタッフになるための面談でも「居心地がいいんです!」って伝えたんです。スタッフになってからの関わりでも期待を裏切られないっていうのがいいですよね。
瀬﨑)そうですよね。あまりない雰囲気ですね。皆さん、言わないけれど得意なことをそれぞれお持ちだなって思います。好きなこととかも。ふくちゃんもバリバリしごとをこなしているけど、手芸が好きですもんね。
福田)時間があれば手芸やりたいんですけどね。やり始めたら寝食忘れてやってしまいそうなタイプだからやらないようにしているんです。だから、こまちで募集しているようなコースターの刺繍や、巾着づくりがちょうどよくて。巾着作りのレシピをいただいたので、子どもが小さい頃によく着ていたTシャツでリメイクしたいなと思っているんですが、まだ実現していません…。こまちで頼まれたものは期限も決まっているから時間を確保してやるんですけどね。
瀬﨑)リユースいいですよね。わたしもとっておきたいものは別にしてあるんですが、手付かずです。去年、リユースのワークショップがありましたね。子供の思い出の洋服を使ってぬいぐるみを作る企画だったような・・・
福田)知られていないだけでみんな得意なことがあるはずですよね。それを企画に盛り込めたらいいなって思います。「得意なことはないので~」っていうけど、自分にとっては普通にできることだから気づかないってこともあるのかもしれないですね。スタッフのことをもっと知っていきたいなって思います。どうしたらいいかなぁ。なかなかスタッフ同士で話す機会もないですもんね、色んなスタッフの得意や好きなことをまとめたアルバム?みたいなものを作りたいですね。
瀬﨑)ホントですよね。その展示会もやりたいですね。普段話せないみんなのことがもっと知れて楽しそうです。普段はふくちゃんとなかなかゆっくり話せないので、今日はふくちゃんのことをたくさん知れて楽しかったです。

