岡山での4か月プログラム終了しました!!!

たくさんの方のクラファンを通したご支援によって実現できた岡山での「心地よい関わりが生まれるカフェのつくりかた」講座。3月30日の発表会をもって終了しました。プログラム概要⇒こちら

発表会の様子

△チラシ

全15人参加のうち、発表会の日3人の方が当日参加できなくなってしまいましたが12人の方が発表をしてくれました。岡山で居場所づくりを自分もしたいと思っている方や何か力になれないかと聞きに来てくれた方、行政の方などいろんな方が聞きに来てくれました(中には広島から聞きに来てくれた方も!)。

涙あり笑いあり
いろんな思いが伝わるプレゼンでした

どの発表もそれぞれに胸打たれるポイントがありました。一番心が動かされるのは、何故その人がこんなにも難しいし大変なこととわかっていても、やりたいと思ったかです。

最初は「ぼんやり」していた「居場所をつくりたい」が、回を重ねる中で何故そんなにつくりたいと思っているのか人生まるごと振り返りながら深まり、だからこそ自分ならではの場の輪郭がすごくはっきりしてきたのだろうということも発表の中で伝わってきました。

逆に講座を受けたり、1日カフェインターンをしたからこそ、「私がやりたいのはカフェではない」ということに気づいた方もいたり、「そもそもつくりたいのではなかった」ということの気づきを得たかたもいました。そういう様々な気づきがあって互いに学びあえることが2倍3倍と増えたような気がします。

共催をしてくださったcotocoto.cotoの楳渓さんからの発表もありました。この共催をしてくださったcotocoto.cotoさんなしには何もスタートも切れず、最後まで走り切ることもできませんでした。改めて感謝申し上げます。

発表会の後の1枚

感想

私からは、皆さんの発表を聞いての感想を3点まとめました。

足し算をして、やれることを増やすのではなく、できることだけでなく今自分たちの力だけでは難しいことが見えてくるこのプロセスが大事。どんなことに困っていて何が今必要としているか声に出していくことで掛け算が生まれていく。そんな投げかけがたくさんあった発表だったので、間違いなくこれから岡山のあちこちで掛け算がうまれていくでしょう。

収支や数字に落として考えてみたからこそ、いかに難しいかを痛感した方々も多かったと思います。世の中に溢れている「ビジネス書」に書かれている正攻法で考えたら、このカフェ型の居場所は成り立たない。視点をずらして考える方法について発表がありました。上記の掛け算をいろんな分野の方とすることで想いもしなかった視点がうまれて継続をしていける方法がみつかったりします。そして数字に落とし込むことで明確になることもあるので、その数字に落とし込んで考えることから逃げないことも大事であることも付け足しました。

今回講座中に出産した方もいました。また、みんなそれぞれに様々な事情はあります。つながることは大事といいつつ、つながりたくてもそう簡単ではない環境がたくさんある。(例えば夜の懇親会とかいろんなイベントも)人脈やネットワークが大事というときに、そこにこれない方もつながりをつくれるようにどんな環境をつくれるかを社会全体で考えていきたい。そういうことの積み重ねに、居場所が立ち上がりやすい土壌ができるだろうと改めて皆さんの発表の中での葛藤を聞きながら思いました。

この岡山での居場所づくりの「応援団」についてと翌日、講座受講者が既につくっている場の視察もいったのでそれは後日書くことにします。

ご協力くださったたくさんの皆さま、ご支援くださった皆さん、講座参加してくださった皆さん、cotocoto.cotoの皆さん、本当にありがとうございました。