2020年あたりから構想し、2021年2月に実施予定と発信しましたが、いよいよリリースです!
こまちカフェの運営実務を一部オープンソース化します。
ダウンロードページはこちらです。
オープンソース化の背景について)
◆オープンソース化について
居場所を立ち上げるときには、ハード面の整備に加えて、オープンに向けて準備や手配することが山ほどあります。
居場所の人と関わる部分や組織チームのことなどソフトのことに時間を割きたい中で、この実務に膨大な時間がかかり手も頭もまわらなくなって「ひーーー!!!」となってしまうことも。
そしてこういった実務は居場所を始めてみて、はじめて「こんなものつくらなきゃ」「あんなのもつくらないと!」と気づいたりするもの。イメージがなかなかできるものでもないですし、カフェ機能をもとうと思うと飲食店経営経験がある人の方が少ないので(もちろんこまちぷらすも森がど素人でスタート)どこから準備したらよいかすら分かりません。
◆どんなのをオープンソースに?
例えば、
【カフェであれば】在庫管理表、予約表、イベントドリンクオーダー表、カフェ貸し切り利用料金表、アレルギー対応表、冷蔵庫冷凍庫温度管理表。。。
【イベントスペース貸出であれば】利用申し込み契約書、スペース利用チェック表、イベントドリンクオーダー表、イベント詳細書、定期契約日程表、SNS投稿依頼書。。。
【小箱ショップであれば】商品リスト、棚レンタル料更新及び販売商品代精算受取確認表、精算の振込依頼書(新規・変更)、退会届休会届。。。
などなどです。
こまちぷらすは、9年かけてそのときそのときに関わってくれたスタッフが少しずつ少しずつ作ったり作り直したり再度変えたりまた作り直したりと、短い時間で働くメンバーが多いワークシェアしている現場でも連携できるようつくってきてくれました。
◆ワークシェアだからこそ・・・
このワークシェアしながら、、というのも結構大事なポイントです。一人の人が経営する場と違って、いろんな人がいろんな時間帯でいろんな経験やイメージをもって仕事をしていると、ずれがでてくるのは当然。その中でも連携し、更に関わってくださる方が安心して関わってもらえるように(契約者の方や来店してくれる方等)こうした帳票類というのは超大事です。
◆各現場に合うようにアレンジ
現場それぞれいろんな成り立ちや、想いがあって、関わる人もさまざまなので、何か一つのやり方でやれば「うまくいく」なんてことは本当にないです。でも、この帳票類作る作業は、案外どの現場でもそこまで変わらないのかもしれない。であれば、それはオープンソースにして多くの方がそこに時間をかけるのではなく、居場所として機能したいと思っている部分に時間をかけられるよう、チームで動きやすくなるようになったらよいなと思います。
私たちも、10年前こういうのは欲しかったです。でも現場にあわせてカスタマイズしたものをつくることも重要なのも分かっているので、この帳票類を各現場に合うようにアレンジいただき活用してもらえたらと思います。
◆クリエイティブコモンズ
クリエイティブに活用できる共有財として2021年初からプランを整理をしてきました。クリエイティブコモンズというそうです。居場所の数は、選ぶのを悩むくらいあるとちょうどよいと思います。そうした状態になるようには、を引き続き考えていきたいと思います。
みてね基金のご支援やたくさんの方のご寄付やご意見をいただきこのローンチに向けて動くことができました。ここに向けて準備をしてきたマネージャー多田守家中心に多くのスタッフが数えきれないくらいの時間を割いてオープンソース範囲や内容を検討してきました。特にイミカの原田さんなしには準備ができなかった取り組みです。
たくさんの方にこの取り組みを応援いただけたら嬉しいです。個人・居場所運営・居場所支援をしている中間支援や自治体の方におきましては、居場所をつくろうとしている方準備しているかたがまわりにいて(活用できそうであれば)ご紹介いただけたら幸いです。