「こどもの冒険をまちで作ろう」という主旨で2025年度からスタートする『こどもまち冒険』のキックオフイベントを3月7日(金)にこよりどうカフェにて開催します。
こどもたちが自由に遊べる場所がまちなかで減ってきている中で、こどもたちに冒険の時間・やってみたいことをおもいきりやれる時間・夢を叶える時間を、まちのみんなでつくっていく方法を考えていきます。ゲストスピーカーとして、まちの中でもこどものわくわくする体験を作り続けてきた前澤高行さんをお迎えし、こどもたちの夢と未来について語っていただく予定です。
ゲストスピーカー:ダンススタジオUNISTA(ユニスタ)代表 前澤高行氏(通称ハマーさん)
■こんな方におすすめ
〇こどもたちにもっと冒険できる機会を!と思っている方
〇こどもたちの夢ややってみたいことを叶えたい!応援したい!何ができるか考えたい!という方
★こどもたちも大歓迎!お子様連れでもご気軽にご参加ください♪
■詳細
○日時:2025年3月7日(金)18:00-20:00
○場所:こよりどうカフェ
○主催: 認定NPO法人こまちぷらす
○参加費:2200円
*terabaruでのちょい飲みセット(1ドリンク付き)のみでご参加いただけます。
○定員:25名
ご不明な点やご相談は下記担当までお願いいたします。
認定NPO法人こまちぷらす(担当:多田)
t☆unagari@comachiplus.org
※メールでのお問い合わせはアドレスの☆をsにしてお送り下さい。
■「これくらいできないと困るよ」の「これくらい」って何?
「これくらいできないと困るのはきみだよ?」(勅使川原 真衣/編著、野口 晃菜・竹端 寛・武田 緑・川上 康則/著、東洋館出版社、2024年)を読みました。「これくらい」が規定する”社会”は本当に存在するのか?という帯の文字に惹かれてふと手にとったのですが、これがとても面白い。これくらいができないと・・・いろんな大人も使っている言葉の「これくらい」はどこから来ているんでしょうね。
私は今の仕事柄、性別年齢職業(無職有職とわず)いろんな方とお会いします。「これくらいできないと」とというのはなんだったんだろう?と正直思います。小さいころに感じていたものよりずっとゆるくて、一人の人が能力をいっぱい持ってないといけない!みたいなものではないことを実感します。こういう場面人ともっと小さいころから子どもの頃から出会っていたら「大人になることが楽しみになる」んじゃないかな。(こちらも参照https://note.com/yumiko_mori/n/n41a25ff88ff3)
得意な事以上に不得意でできないことをちゃんと知っていることが大人になってどれだけ強みになるか。この感覚ともっと早く出会えるといいのにな。そんなものになれないと自信を失うことも、あれもこれもできないと困かもしれない将来と照らし合わせて不安になることも減るのにな。と大人になって思いました。
同時にできないを決めつけすぎず自分の鉄壁の小さな安全地帯からはみ出すことは試みる、そのときに崩れたときに寄りかかれる関係性を築けること、その体感がどれだけ強みになるか。加えて、限られた体力・時間・お金・自分ではどうしようもない家族や周りに影響を受ける変数が毎日毎分山のようにある。そういう中で誰かとともに実現をしていくこと、頼ってもいいことを知ることがどれだけ大きいことか。「これくらいできないと」がもしあるとすれば、そういったできない、わからない、という混とんのなかでも得られる安心感の積み重ねなんじゃないかなとも思います。
この一冊を読みながら、いろいろと思い返す思い出す時間になりました。私自身言葉が分からない、聞いても分からない伝えられない、言葉がないとなかなか深い関係性が築けない、深い関係を望みそのがっかりする気持ちと向き合いたくない、そのできないの大きなループに入った時の感覚を思い出したのですが、「これくらいできないと」はその生きる土地、そこでの生存競争を生き抜いてきた人たちによる、そのマジョリティにいる人によってつくられたその人たちの安心。それを基準にできるできないの物差しがうまれ、そこは大きく強くて時に無力感を感じる、こどものころはそこが苦しい。そんなことは正直どう表現したらよいのかわからないし、その時には言葉にできない。そこを見て聞いていくことからなんだなぁと・・・読みながら考える時間でした。
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