新年のあいさつ(今年も一年よろしくお願いします)

こちら。 ◆4月には大きな組織変更 2020年2月にファザーリングジャパン東さんにリーダー研修やヒアリングしていただき、そのフィードバックもとに 1年以上かけて組織のあり方を検討。 ・新たにマネージャーポストを設け、経営企画室を解体 ・事業部と管理部を分け、事業部がスピーディーにかつ管理部がガバナンス/人材育成もできるよう変更 *その道のりはこちらに コロナ禍でこれから継続ができるのかどうかという2020年度とはまた違った、 じわじわと経営の舵取りも資金的にも難しさを感じる場面もあった一年でした。 予期していたことも、分かっていたけど見る勇気をもてなかったことも、予期せぬことも、いろいろあり。 その一つ一つの事象やそこへの感情はどこからくるかを考えると自分の弱さに気付くので落ち込むこともあります。 一人では抱えきれないことをたくさんの仲間や友人家族や近しい方々が一緒に受け止めてくれたり考えたりしてくれました。 ◆2030年ビジョン策定 そして、2030年のビジョンも一年がかりでつくり完成発表したのも今年でした。 詳細はこちら 理事会の皆さんとスタッフといったりきたりしながら、これがつくれたことは大変個人的にも大きなことでした。 何か先に霧がかかっていたのが晴れたような気持ちです。 これを見ながら考えることも増え、今度はまた一年かけてクレドをつくるところに着手しています。このプロセスもいつか公開していきたいと思います。 ◆居場所として どの居場所もこれまで人が集まり話す場を大事にしてきたからこそ昨年は本当に試行錯誤 、今年もまだ試行錯誤しながらもこれからのあり方を模索していたように思いますし、こまちとしても同じくでした。 2月には「良くしようとするのはやめたほうがい」というバイブル的に大事にしている一冊がありますが、その著者を読んで対談。 模索する過程を多くの方と共有しながら前に進んだ一年でした。こんな大変なときでも、こどもの見守りは続けたいと思い途中から再開しましたが、 それができたのは、見守りボランティアの皆さんのおかげです。本当に感謝しています。 ◆新規事業の「継続」のフェーズ 昨年はじめたお菓子づくりをはじめとしたオンラインショップや外販売を今度は「継続していく」事業として成り立たせていくフェーズに入り、 何事もそうですがここがなかなか大変。お菓子づくりやお弁当つくっているスタッフや助けてくれているこまちパートナーの方のつくる環境や 居場所や事務スタッフの働く場との両立など一つクリアしても一つ課題が生まれる、そんな繰り返しでした。 でもありがたいことに、外販売するためのワゴンづくりわお店の外空間を充実させること、いろいろなその展開のためにご寄付を頂戴し、 また、ご近所さんや周りの商店の皆さんが助けてくれて年末には完成することができました。 *つくる過程はこちらの動画にあります。 ◆ウェルカムベビープロジェクト ウェルカムベビープロジェクトは、出産祝い贈る地区が3地区に増えましたが、出産祝いを届けるだけでないその先の取り組みに力を入れました。 タウンサポーター制度を開始、受け取った子育て中の方が街中に今度は足を運んだり、その関わりに多くの方が関わるきっかけづくりをはじめました。 子育て中のお母さんでありこまちパートナーでもある方が戸塚でとつかママつながりラボという団体を立ち上げ、その団体とウェルカムベビーの コラボでウェルカムベビーマップも作成、お出かけが楽しくなる仕掛けも始まりました。 「とつかウェルカムベビーマップ」はこちらです。是非ご覧ください。 ※こちらのマップは、「とつかママつながりラボ」の研究員さんであるパパの多大なご協力を得て、作成することができました。 子育て支援拠点やケアプラザの皆さんのご協力いただきたくさんのご年配の方が一緒に出産祝いに入れる背守りを600枚ほど縫ってくれたり 鶴見区ではウェルカムベビープロジェクトの支部のつるみままっぷさん主導で地元の東高校生がたくさんの背守りを縫ってくれるなど、 このプロジェクトが一つの関わりのプラットフォームになってきてることを実感しています。 ◆必要だと思ったことを、今、周りの人と一緒に形にする。 透明マスク販売、フードバンクさんとの毎月の連携、分散登校中のカレー提供の緊急企画、 コミュニティ冷蔵庫の設置、TSUBAKI食堂さんとのコラボ、たくさんの方との連携で新たな挑戦もたくさんできました。 今、これをやってみたい、これが必要だと思う、そんなことがたくさん居場所を運営していると寄せられます。 そのことを、小さなコミュニティの中で、外に開きながら、一つ一つ形にしていくことが大事です。 これから更に大事になるでしょう。私たちが子育てが「まちの力で」豊かに、とビジョンに掲げているのも その子育てはそういったプロセスで豊かになると信じているからです。 今年一年は、こうした取り組みを地元戸塚で取り組みながら、 いろんな地域から「私たちの街でも取り組んでみたい」「こういう場をつくりたい」という お話をいただいているので、実践や失敗を共有しながら豊かな場を一緒にあちこちでつくっていきたいと思います。 今年一年も皆さんのお力なくしては進めません。ご寄付やサポート、ご協力をいただき形にできています。 私たちの実践を応援いただけたら幸いです。(詳細はこちら) どうぞよろしくお願いします。 森