こまちカフェの一角に「恩送りカード」が掲示されています。
恩送りカードは、1000円でカードを購入してくださった送り主の方が、『双子ちゃんのママ』『戸塚に引っ越してきたばかりの方』『妊婦さん』『子育てに疲れちゃった方』『同じ名前の方』『今月お誕生日だった方』などと送りたい相手を指定し、こまちカフェにご来店くださった誰かに1杯のドリンクをプレゼントする仕組みです。(ドリンク代との差額分は、こまちぷらすへのご寄付として頂戴しています。)
送り先の指定が自分に当てはまると思う恩送りカードを見つけた人は、その恩送りカードを使って1杯のドリンクを飲むことができます。
恩送りカードには送り主からメッセージが添えられており、恩送りカードを使った方もお返事を書く形でメッセージをご記入いただいています。ご利用いただいた恩送りカードはこまちカフェの本棚にまとめてファイルされているため、自分が送った恩送りカードに寄せられたメッセージを確認することもできます。自分が送った恩送りカードがいつ使われるか、どんな方が使ってくださったのか、それを楽しみにしている人もいるのではないでしょうか。
先日、恩送りカードのファイルを読んでいたところ、あるエピソードに出会いました。
恩送りカードでドリンクを飲み、書かれていたメッセージに救われたので、今度は自分が誰かに恩送りカードを送ります
恩送りカードに書かれていたメッセージに背中を押されたので、次は自分が誰かの背中を押せたらと恩送りカードを送ります
恩送りカードを通して、受け取った気持ちが次から次へと巡回している様子を目の当たりにし、孤立した子育てをなくし、「まちで子育て」が当たり前になる社会を目指すのに一役買っている事を改めて感じています。もちろん、子育て中の方だけでなく、まちの皆さんたちにとっても、お手紙のような形で誰かと繋がり、1人ではないと感じられるようなツールになることを願っています。
直接誰かと話すのはちょっと…という方も、誰かと話したい…という方も、ちょっと休憩したい…という方も、恩送りカードについてもっと知りたい…という方も、恩送りカードを探しにこまちカフェにいらっしゃいませんか?