9/22(月)に第16回フューチャーセッション開催しました。
40人近いご近所の方や自治会の方、NPO、企業、行政、施設運営されている方々、大学の先生、大学生など様々な立場の方にご参加いただきました。ありがとうございます。
■ご講演は「TOKYOPLAY」代表の嶋村氏
当日は、TOKYOPLAYの代表嶋村さんをお招きしてご講演いただいた後、3枚の葉っぱのワークショップを行いました。
今、イギリスでは、道を一時的に歩行者天国にし、子どもたちが自由に遊べる取り組み「プレイストリート(Play Street)」が、社会的ムーブメントとなっているそうです。その中心にあるのが、2009年に子育て中の母親たちによって設立された団体「Playing Out(プレイング・アウト)」。この取り組みは瞬く間に広がって市内100ヶ所以上で実施されるようになり、やがて大学の研究機関が調査に入ったそうです。そして、メディアが取り上げ、市が支援要綱を作成、さらに政府の後押しも得て、全国に広がる実践となっていったそうです。
2012年には、住民が定期的に道路を歩行者天国にできる「Temporary Play Street Order(TPSO・臨時道路封鎖命令)」が施行され、この制度によって市民が主体となってプレイストリートを行う場合、最大週1回・3時間までであれば、年1回の申請で実施可能となったとのことでした。(TOKYOPLAYさんのFBより一部引用要約)
イギリスでは住みたくない街ランキングに入るエリアがこの取り組みによって人が住みたいと思うような街になっていったことや、住民が次々と世代を超えて交流して自分ができることを出し合いながら盛り上げていく様子の話をお聞かせいただきました。
嶋村さんの話は軽快で面白く、視点も子ども、大人、道、街、社会を行ったり来たりしながらお話ししてくださいます。葉っぱのワークしながら自分の街でもこれやりたい!などなどいろいろな意見が聞こえました。時期によっては暑さもある、ご近所さんからのクレームもある、時間がない…いろいろな難しさも話していくうちに出てきましたが、「できる範囲から、理解し合える仲間の範囲から小さくやればよいんだよ」という嶋村さんの話に勇気づけられました。なぜなら、イギリスでのムーブメントは2人のお母さんが自宅前を歩行者天国にしたことから始まったということですから…
10月31日にこの創設者の方を日本にお招きするそうです。
告知文の一部を転記します。
「創設者であるアリス・ファーガソン氏と隣人のエイミー・ローズ氏は、自身の住む通りを一時的に歩行者天国にし、「プレイストリート」を試みました。
きっかけは、日々の子育ての中での気づきでした。
遠くの公園まで自転車で連れて行き、帰宅すれば買い物や食事の準備に追われる毎日。そんな中で「昔は"ごはんよー!"と呼べば帰ってこられるような場所で子どもが遊んでいたよね」「イベントでなくてもいいから、道路を止められないかしら?」という思いが出発点となったのです。」
「現在では、市民による取り組みをサポートするため、イギリス全土で100以上の自治体が支援の枠組みを作り、市民による取り組みは全国1,500か所以上に広がっています。」
詳細はこちらをご覧ください。
■こまちぷらすでの試み
こまちぷらすでも11月29日(土)に子どもたちが戸塚で一部歩行者天国にして遊ベる空間をつくります。子どもたちがデザインした服のファッションショーや子どもたちオリジナルドリンク販売、目線入力などでゲームができるコーナーなどを予定しています。
11月2日(日)と歩行者天国にする29日の2日間、企画する子どもたちの募集を開始しました。枠が少ないのですがご関心ある小学生の皆さん、ボランティアで関わりたい学生さんや大人たちも大募集中です!詳細は追ってお知らせいたします。

