こまちぷらすでは、毎月1回、店舗を閉めてスタッフミーティングを行っていますが、ワークシェアをしていたり事業部によって活動する場所が異なったりと、スタッフ同士でじっくりと話す機会が少ないのが現状です。そこで、普段は顔を合わせることの少ないスタッフ同士でスイッチインタビューを行いました。
第5回目となる今回は、「こまちカフェ手作り雑貨マルシェhaco+」担当の滝本と「ほっとひと息金曜日」をはじめ多数の部門に助っ人として入っている志田、「こまちカフェキッチン」の石﨑、のグループです。この3人の共通点は「haco+」。志田と石﨑はhaco+作家としての経験があります。(※「haco+」はこまちカフェの雑貨販売のコーナー。30~40人ほどの作家さんによるハンドメイドの作品が並んでいます。)
話のきっかけとして、「こまちぷらすに関わるようになった理由」から話してもらいました。
■こまちぷらすに関わるようになったのは…
滝本)haco+担当の滝本です。
自宅の近くに、こまちぷらすのスタッフの1人が以前にやっていた雑貨屋さんがあり、そこのファンだったんです。「こまちカフェにも雑貨があるよ」と、教えてもらっていたのですが、当時はまだ子供がいなかったので、子連れのママさんが行くようなイメージがあったこまちカフェには行きにくかったんです。上の子を出産してから、ベビーマッサージのイベントだったかな…体験イベントに参加するために初めてこまちカフェに行きました。
志田)志田です。私は、こまちカフェが現在の店舗に引っ越してくる頃、タウンニュースでhaco+作家の募集を見たのが最初のきっかけです。当時戸塚に引っ越してきたばかりで知り合いもいなかったし、既に子どもも大きくてママ友ができるあてもなかったので、自分の趣味で知り合いができたらいいなと思って、haco+作家登録をしました。編み物の商品を納めていたのですが、こまちカフェの空気感が居心地がよく、スタッフの空きが出たら教えてほしいとお願いをしていたんです。ちょうど、キッチンC(ランチ後の食器を洗うボランティア)を募集しているとのことで、関わるようになりました。
その後は、キッチンリーダー、ウェルカムベビープロジェクト事務局、イオンのイベント担当などを経験して、今はこまちカフェの事務、こよりどうカフェのキャスト事務、ほのぼの商和会の一部、事務局の一部を担っています。要は人員がちょっと足りていない部分をお手伝いしている何でも屋さんですね(笑)。それから、haco+作家になった頃に、こまちカフェのイベントスペースでhaco+作家のイベントチャレンジ枠があり、「あみカフェ」で編み物のレッスンをしていたんですね。その後、独立して今も続けています。それから、「ほっとひと息金曜日」「ただい間のおうち」という、不登校やひきこもりのお子さんを持つ親同士が安心して話せる場と該当の子ども達自身が来られる場を作る活動をしています。
石﨑)キッチンの石﨑です。2022年の夏に、居場所の活動を始めたときに、自分の住んでいる周りで居場所づくりをしているところはないかなと検索したら、こまちカフェが出てきたんです。その時に不登校の子どもを持つ親のおしゃべりの場である「ほっとひと息金曜日」を知り、さちさん(志田)に「見学させてほしい」とメールを送って参加したのが最初でした。「ほっとひと息」にはその後も1,2回参加したのかな。子どもの学校が戸塚だったので、学校の用事の帰りにこまちカフェに立ち寄っていたんですが、ハンドメイドの商品がたくさんあって、とても素敵なカフェだな…自分も手作りが好きだから、いつか置かせてもらえたらいいなと思っていたんです。
その後、パートナー登録をして、週に1回キッチンCとして関わり始めました。その内に、ランチの時間もお手伝いをするようになって、週に2回通うようになったんですね。いつかスタッフの募集があったらいいなと思っていたら、去年の5月に募集が出たので応募しました。6月にスタッフとして入りました。
滝本)あさちゃん、haco+に置いてくれるようになったのは、いつでしたっけ?
石﨑)一昨年くらい?だと思います。
■hco+に商品を置く理由
滝本)そうでしたね。前から聞いてみたかったんですが、横浜や都内でもいっぱいハンドメイドを置いてもらえるお店はあると思うのですが、こまちカフェに置きたいと思った理由を知りたいです!
石﨑)そうですね…毎日子育てに限らず頑張っている人たちに見てもらいたかったので、そういう人たちが来るところに置きたいと思ったんです。どこでもいいっていうわけではなくて、お店の雰囲気やどういう思いでhaco+の商品を置いているのかという背景がすごく大事だなって思っているんです。こまちカフェって、haco+作家さんの思いがそれぞれの作品に込められてるって気がして、そこから醸し出される雰囲気があるんです。商品は商品なのかもしれないですが、私から見ると1つ1つに命が宿っていて作家さんの思いがとても溢れている雰囲気なんですよね。その雰囲気もこまちカフェの空間を作ってるなって本当に思ったので、こまちカフェに置かせてもらいたいなって思いました。
滝本) 素敵…ありがとうございます。手作りの商品に命が宿るみたいなこと、すごくわかる、わかります。好きだからこそ思うのかもしれないけど、手で作ったものってその人の思いはこもっていますよね。感じます。
石﨑)全部手でやるじゃないですか。何か作品を作る時って、楽しい気持ちの時に作りたいって思っていて。気が乗らない時に作ったものと楽しく幸せだなと思いながら作ってるものって、やっぱり違う気がしているんです。できあがりは同じに見えるかもしれないけど、作る時には大事にしたいなって思うので、なかなか作品が作れないんですよね。
志田)余裕がないとね。
石﨑)そう、余裕がないとなかなか手が進まないんです。
滝本)共感!すごく「いいね!」を押したい。
志田)いつも作品を1個1個とても真剣に撮っているタッキー(滝本)の後ろ姿が私は愛しすぎてね。あっちこっちで本当に不自然な体勢を取りながら撮っていて、手作り作家さんを愛してるのねっていうのが写真にも出ていて、すごいなあと思っているんです。
タッキーがhoco+担当になった時は、全体で一つのディスプレイに変わっていたかな?まだ1人1人の作家さんのhacoがあった頃だっけ?
滝本)全体ディスプレイが始まった頃です。最初はこまちパートナーのお仕事として、作家さんの紹介文を書いていたんです。そうそう、パートナー登録をしたときに、「haco+」に関わりたいって伝えていたので、ずっと細々とhaco+に関わらせていただいているんです。私はずっとhaco+しかやっていないですが、さちさんはいろいろなところに行っていてすごいですよね。私にはとても無理です。
志田)私は、逆に1つのことを続けられないのかもしれない。タイミングが色々とあって、じっくりと関われない時期もあったから、所属はどこでもいいからこまちと関わっていたくて、「できることなら何でもやります」って伝えていたんです。だから、もう長く関わっているから、もうちょっとどっしりしてよって感じもあるんですが、こういう人もいるんだって思ったらみんな安心してくれるかなと思ってます。
滝本)いやぁ、オールマイティですよね。すごいと思う。
志田)あさちゃん(石﨑)が言っていたみたいに、本当はもうひたすら編んでいたら楽しくて仕方がないんだけどね、それも全然できていないんですよね。最近また編もうかなと思って、やり始めたので、いつかhaco+に作家としてカムバックしたいなと思ってます。
滝本)ぜひ!編み物って楽しいですよね。
志田)編みカフェに参加してくれて知ったのだけれど、たっきーは編むのもすっごい上手なの。でも、レッスンの貴重な時間なのに気づいたらhaco+の作品を撮っている、っていうほどにすぐに対応する熱い想いがあるんだな、って思いました。
作家さん1人1人への対応が相手にもちゃんと伝わっているので、作家さんも色々考え たりしてくれるんだろうなって思います。さっき言っていた空気感を醸してるところの大事なところだろうなと思います。タッキー自身もすごく変わりましたよね。
滝本)ありがとうございます。私自身そんなに変わりました?どこの部分ですか?
志田)もちろん1人1人の作家さんの力もあるけど、全体的に統一感のある雰囲気がちゃんとあるのはとてもいいな、って思います。「haco+」っていうブランドみたいな感じで作り込んだ世界観を醸しているのはタッキーの力が大きいと思います。
石﨑)なるほど…
志田)こんなにたくさんの方が作ってらっしゃるんですかってよく聞かれるから、お客さんとしてはそんな区別なく見てるんだろうね。初めて来たお客さんにはよく言っていただくので、それだけいい意味で統一感があるんだろうなって思っています。
滝本)自己肯定感が上がりました(笑)ありがとうございます。もう1人のhaco+担当と2人で「これでいいのかな」って思いながらやっているので、そう言ってもらえると嬉しいです。
志田)そうなんですね。ディスプレイも素敵です。そうそう、去年の総会の時に、 「ディスプレイを3分でやります」って披露してくれたのが忘れられないんです。2人の仲良し加減もすごい良かった。
滝本)あのような悪ふざけはもうしません。総会で3分クッキングのBGMを流しちゃいけない… 今年は絶対もうふざけない、ちゃんと真面目にやります
志田)楽しかったですよ。あさちゃんは見てないんだっけ?
石﨑)参加させてもらったんですが、3 分クッキングは覚えてないですね。
滝本)忘れてほしいです。
石﨑)たっきーが「これでいいんだろうか…」みたいに、そういう風に考えながら やってるっていうのがなんかいいなって思います。「これです!」みたいに決まってるものではなく、揺れながら一生懸命考えてくれてるっていうのがいいんだろうなって思いました。
滝本)すごい揺れてるんですけど、なんか大波すぎるぐらい。
志田)そんな風に見えないよ。落ち着いている。
石﨑)うん。
志田)2人とも好きなようにやっているところもあったり仲良くやってそうなとこもあったりして、その塩梅がすごいなって思いますよ。
滝本)ありがたいです。
石﨑) スイーツがテーマの贈り物展の時に初めて出たんですが、実際にhaco作家さんと会ってお話する機会があって、皆さん素敵な人ばっかりで、優しくてね。haco+を離れても、個人的に会っ たり連絡取ったりできる作家さんの友達ができたのが嬉しいです。
滝本)良かった。作家さん同士でどんどん仲良くなってくれるのが私も嬉しいです。作家さんたちのインスタのストーリーズなどの投稿のやり取りもあったかいと思っていて、ほっこりしながら見させていただいています。
石﨑)作家さんが本当にいっぱいいて、本当に出会わせてもらってありがたいなって思ってます。
志田)交流会は大事ですね。交流会も贈り物展も作家さんがお手伝いしてくださるようになって、上手に人を巻き込んでる感じがします。
滝本)お手伝いしてもらっていいのかなって迷いながらです。
志田)難しいよね。ボランティアで手伝ってってお願いする難しさと葛藤ですよね。
滝本)契約料を払っていただいているし、更に負担をおかけするのか…みたいな部分です。
志田)でも、あさちゃんが先ほど言っ てくださったみたいに、それがきっかけで交流ができるっていうのは絶対プラスになりますよね。
石﨑)1回一緒に作家さんとレジに入って、手が空いたときにちょっと話したりしたんですが、接客だけだとカフェでお客さんが来るのを待つだけになるので、こういう手伝いを通して、一緒にそのイベントを作ってるいう感じがして、私は良かったです。仕事がもらえて張り切るし、いい意味でやんなきゃ!って思うし。手持ちぶたさになったりするとどうしたらいいんだろう、人見知りもあるので初めての人の中に入ってどうしようみたいな気持ちになりますが、何かやることがあると自然に話ができるのでありがたかったです。
滝本)ありがとうございます。また自己肯定感があがりました。
志田)ハンドメイドをやってる人ってインドア派が多いから、人見知りだったり、自分から「やります!」とか「こんなことやろうよ」って言える人ばかりではないと思うんです。でも、声をかけてもらったら嬉しいよね。さっき、あさちゃん(石﨑)が言ったみたいに、この場所でやることがあれば、ちょっと様子見ながら友達になれるかな?みたいなことを思っている人は多いんじゃないかなって思います。
滝本)それならよかった!次の贈り物展もよろしくお願いします。
■企画のアイデアが次々と…
滝本)猫好きの人が集まる「猫の日」のイベントのように、編み物が好きな人が集まる編みカフェっていいですね。好きな人が集まってるから自分が編んでなくてもなんか楽しいし、編んだ気になって帰って来られるんですよね。
志田)やっぱり赤ちゃん連れがOKなレッスンの場所ってなかなかないからね、編みカフェに赤ちゃんを連れて来てくれるのが嬉しいよね。あの場を和ませてくれるし、1人目の育休から復職した方が2人目のときにまた来てくれたのも嬉しかったですね。編みカフェの参加者さんがパートナーさんなってくださったり、インタビューを受けていただいたりと、イベントスペース利用の良さがあるんだなって思います。
石﨑)キッチンでお手伝いしてくださるhaco+作家さんだった方が結構いますよね。
志田)haco+作家さんがお友達をほっと一息に誘ってくれたこともあって、どんどん繋がっていくのがありがたいなと思います。
滝本)そうそう、あさちゃん(石﨑)のワークショップに行ってみたいです。以前、企業さんとのコラボのイベントだったかな、マクラメワークショップをやっていましたよね?絶対癒しの空間になってますよね。
石﨑)癒しの空間になっているのかな、まったりやってます。
志田)ゆったりしゃべりながら作れるんだよね、ブローチを作ったこともありましたね。
滝本)マクラメじゃないのもやるんですね。
石﨑)そうですね。手を動かしながらおしゃべりしながら何かを作るのが1番の目的なんだけど、作ってる途中の会話っていうかそういうのを楽しみたいと思っています。先日も初対面の方とマンツーマンでマクラメのワークショップを1日かけてやったんです。最初は、お互いに緊張はするけれど、少しずつ話しているうちに和んできて、自分の好きなことを話すと心が解放されるなって思っています。好きなものの共通点があると盛り上がって、ワークショップなんだけど、物を作るだけじゃない時間が好きです。
志田)こまちカフェでやってほしいよね、『麻乃の部屋』。「午後のカフェタイムで何でも話を聞きます」ってどう?イベントに参加した方が「石﨑さんに話を聞いてもらえてよかったです」と言っていたのを耳にしたことがあるので、安心してご紹介できますよね。
滝本)それも嬉しいですよね。haco+以外でも繋がれるのは。あさちゃん(石﨑)から出てくるほわほわした雰囲気というか癒しと女子が混ざったみたいなのがね。『麻乃の部屋』をやりましょう(笑)。
■これからこまちぷらすでやってみたいこと
石﨑)私は今はまだ模索してる感じです。まだ新人ってこともあるんですが、こまちぷらすの活動自体も全部理解できてないので、自分は何ができるかな?って片隅に思いながらも日々必死なんですね。だから、これから見つけていけたらいいなと思います。
志田)そうですね…やっぱり私はいろんな部署を経験してきたけど、どこもかしこも浅くはあるんですが、各部署のやってることやどんな思いでやってるかというのを少しずつ知ってる分、その間を繋げる人みたいな感じでいたいかな、と思います。私とは逆で1つのことを突き詰めている素晴らしい人たちの素晴らしさを、あちこちの部署で伝えて歩きたいというのがあるかもしれないです。そして、できるだけ長く元気に過ごして、こまちと長く関わらせていただければと思っております。
滝本)私はhaco+を長くやってますけど、こまちぷらすのために何かができる人でもないんですが、こまちにずっと関わりたいと思っています。この先ずっとこまちにいられるかわからないけど、もしいられなくなったとしてもパートナーとして関わりたいですね。私はこまちがないと生きていけない人になってるので、何かしらの繋がりを持っていたいんです。
志田)たっきーのhaco+への愛がホントに深いなってやっぱり思いますよね。
滝本)今日はたくさん褒めてくれてありがとうございました。自己肯定感が上がりました(笑)これからもよろしくお願いいたします。