11月14日(土)に代表森が川崎市にて講演をしてきました。
テーマは社会調査です。
以下、川崎市民活動センターのみなさまからの報告を引用します。
https://www.facebook.com/kcac.suisin
「今日のパワーアップセミナーは「社会調査」がテーマの特別講座「課題×地域×調べる=社会調査 地域のニーズを「見える化」してあなたの活動を裏づける。」です。
午前・午後の長丁場の講座ですが、15人満員御礼になりました。
ありがとうございます!
受講申込時の事前アンケートで「この講座で知りたいこと」伺いましたが、みなさんのご意見は以下の記述でした。
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・小さな団体の成果測定
・共感人を納得させる調査結果・手法
・地域内で起こっていることを共に考え歩みたい
・どうターゲット回答者に調査を届けるのか
・(社会調査)初めて聞いた、自分たちの会に活かせる方法を知りたい
・オープンデータの活用
・調査の実施法、ノウハウ
・社会ニーズの可視化・調査方法
・ニーズのエビデンスの捉え方
・有効な仮説をどうたてるか
・地域調査のコツ
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午前の部は【NPOが社会調査を実施する意義と事例紹介】で、認定NPO法人こまちぷらす理事長の森祐美子さんをお迎えしました。
最初にNPOや団体が調査を実施・活用するのは、
①事業の方向性/確認のため
②共感/活動を広げるため・協力者を増やすため
③協働のため
というお話から、それぞれの事例を紹介してくださいました。
こまちぷらすは、様々な協働事業を実戦されています。協働相手に自分たちの活動の社会的意義伝えるためには、熱い想いだけではなく、ニーズを可視化した客観的データが必要になります。
早稲田大学との共同研究調査(母親の育児とNPOの役割に関する調査」の調査事例は、団体内のモチベーション向上と、これまでこまちぷらすが培ってきた事業の意義を客観的なデータとして再確認し、事業の方向性へ影響を与えました。
途中に社会調査でどんなことをしたい/活用したいかのグループワークを行い、最後にまとめとして、こまちぷらすの経験から以下のポイントを頂きました。
①調査は自分たちだけでやろうとしない
-連携・相談が大事
②調査の意味と目的を(限界を認識した上で)組織内で共有
-方向性や気持ちの面での報酬を得られる宝
③調査は協働を生み出す
ー共通言語
さらに留意点として調査をする際に、自分たちの仮説を裏づけるために誘導尋問的にならない、自分と同じ立場の人だけではなく、色々な立場の人からの回答をを聞き多様性と客観性が大切とのお話がありました。
同じNPOの立場で調査を実施した実例と体験に基づく森さんのお話に、うんうんと頷きっぱなしのみなさん。
森さんから、社会調査をするためには具体的な手法が必要ということで、午後の【NPOのための社会調査入門】にバトンタッチになりました!
以上です。
アンケートの一部:
・社会調査が自分たちの活動の意義やモチベーションにもつながることを知った
・オープンデータを活用し、わかりやすい/相手の心にひびく資料づくりにつなげたいと思った。
・実践者ならではの体験談が聞けてよかった
・なかなか聞けない内容だった。
当日の様子: