お気に入りの場所を(2019/11/18更新)

久々の「スタッフの声シリーズ」、今回は今は既に別団体として独立した「きこえないママ×まちプロジェクト」の代表であり、地域こそだてカレンダーのリーダーである、松本よりお送りします。たくさんの想いをのせて綴ってくれた文章、ぜひご覧ください。
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<お気に入りの場所を>

自分が気になるイベント情報を見つけて、「参加したいな」「問い合わせしてみたいな」「申し込んでみたいな」と思った時に、いくつかの選択肢の中から自分に合った手段で連絡が取れるという環境があたりまえになってほしいと願っています。その結果、イベント参加や家族以外の人との連絡を通して、家から一歩出られる勇気やきっかけにつながれたら嬉しいと思っています。

わたしが担当している「地域こそだてカレンダー」では、戸塚区内、その他近隣の区で開催予定のイベント情報を月に100~150件公開しています。問い合わせ先には、電話番号はもちろん、FAX番号やメールアドレスなど、あらゆる情報を掲載できるようにしています。
加えて、問い合わせをするのは敷居が高い、詳しく自分で調べる時間がないという方もいるかもしれないと思い、可能な限り詳しくイベント情報を記載したり、詳細チラシが出ればチラシデータを更新したりしています。

それは、わたしが欲しかったスタイルだからです。

わたしは生まれつき耳がきこえないので、相手の口の動きを読んでコミュニケーションをとっています。つまり、相手の口が見えない電話はできません。
長男を出産後、たくさん流れてくるイベント情報や赤ちゃん訪問でいただいた数多くの子育て支援情報を見ては落胆することを繰り返す日々でした。「申し込みやお問い合わせは電話にて」というものだったからです。そのうち、連絡先に電話以外の手段が掲載されているイベントのみを探し出すようになりましたが、それもほんのわずか。そこからさらに日程などで選択できるものを絞り出すと皆無に等しいことは日常茶飯事。

勇気を出して直接会場まで問い合わせに行こうかと思ったこともありましたが、その勢いもかなり必要なものでした。
相手の話がわかるかなぁ。
話している途中で子どもが泣き出したら焦るなぁ。
もし担当者がいなかったらどうしよう?折り返し連絡をもらうにしても他に手段ってあるのかなぁ。
などと考えたらキリがないものの重い腰を上げることができずにいました。

最初の子だから余計に子連れでの外出にも敏感になるけれど、一方で一番情報が欲しい時期です。もちろん、2番目以降でもその都度欲しい情報は出てくるのですが、最初の育児がキーになるような気がします。

だから、連絡手段やイベント参加を自らの意思で選択し、外との関わりが持てるきっかけのお手伝いができたらと、地域こそだてカレンダーでの発信に関わっています。

長男の時はほとんど途方に暮れていたり、その後もきこえないことを勇気を出して伝えて相手の反応に挫けてしまうことも多々あったわたしですが、こまちぷらすを初めて訪れた日。
「まるっとそのままの私を受け止めてもらえた」という安心感でいっぱいになったことは今でも鮮明に覚えています。

1ヶ所でも自分が行ける場所が見つかるだけでもかなり違うと思います。そんな場所が皆さんにも見つけられますように。

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